- 奈良市三条町にあるマンション建設現場で、地盤掘削作業中に発見されました。この地域は古代の平城京の南東部に位置しており、歴史的に重要なエリアとして知られています。
- 約120点の遺物が発見されており、三彩釉陶器(皿、壺、杯)、青銅製祭祀具(鈴、鏡の破片、小型仏像の一部)、瓦や瓦当、木簡(文字が確認できるもの)、鉄釘やガラス玉などが含まれています。
- 専門家の初期調査によると、出土品は奈良時代(710年〜794年)のものと推定されています。約1300年前に製作・使用された可能性が高いとされています。
- 木簡に平城京の行政機関に関連する文字が記されていたことから、この一帯に官衙や貴族の邸宅があった可能性が示唆されています。当時の生活文化や信仰体系を理解するうえで非常に重要な手がかりとなります。
- 大和建設株式会社はただちに工事を中断しています。奈良県教育委員会が今後3カ月間の本格的な発掘調査を計画しており、調査結果次第では建設計画の見直しも検討されます。
- 奈良市は調査の進捗に合わせて市民への成果公開を計画しています。中間報告は調査開始から約2カ月後、最終報告は調査完了後に発表される予定です。